学校給食費無償化

今議会において、共産党所属議員が紹介者となり「学校給食費無償化」の実施を求める請願が提出されました。
我が会派（大阪維新の会緑風議員団）としましては“反対”とさせていただきました。反対討論は最後に添付しておりますので、ご覧いただければ幸いです。
まず、「学校給食費無償化」については、お子さまがいる家庭の経済的負担が軽減されることを考えますと、主旨として反対する市民はいないと思いますし議員もそうです。また、宮本市長が前回の選挙時の公約に掲げている施策であり、現在本市は実現に向け努力しております。しかしながら、無償化のための財源は毎年2億6千万円が必要となり、その財源確保について現在調整中と聞いております。つまり、この無償化は時期を見極め実現する可能性はきわめて高い施策であります。一方で請願がこのタイミングで可決されることによって早急に対応を迫られ、現在実施されている事業の縮小・廃止が必要となれば、本市の他の行政サービス等の質の低下が及ぼす悪影響がぬぐいきれません。
さらに我が会派としては無償化のための財源確保の策として、請願議員に対して『議員定数を削減して財源確保の一助とすることに賛同を願いたい』との旨の質問をしましたが、全く考えていないとの返答を受け誠に残念な思いです。
市民の代表である議員自らが、給食費の無償化のために議員定数をも削減するという覚悟を示すことで、行政側においてもさまざまな事業において費用を見直し、少しでも財源を確保する意識が働くと考えます。
私としては、施策の提案を行う場合にはその財源にまで気を配ってまいります。
学校給食費無償化（議会報告用）