活動報告

一般質問(詳細)門真中央線の歩道整備等について

【問】市道門真中央線の歩道整備等について伺います。市道門真中央線については、地元自治会や地域住民から安心して通行できる道路空間への確保についての要望を受けて以降、道路交通量調査、北行き一方通行とする事で安全な歩行空間を確保すること、近隣住民へのアンケート、警察との協議と一つずつハードルをクリアして令和3年3月の第1回定例会において、令和4年度での整備予算として約8000万円が承認され、松生町の大規模商業施設が開業を迎える本年4月までに完成を予定しておりました。しかしながら、警察から実証実験の要請を受け、令和4年度中の一方通行化を断念し、予算を付け替え、本年1月26日~28日にかけて実証実験を行いました。その結果は本年2月に警察へ提出され、その後は、所管課や関係各所からの働きかけを引き続き行った結果、来月7月末から8月上旬にかけて暫定整備が行われることが、6月16日に行われた総務建設常任委員会の答弁にありました。つい先日、地元の方と話をしておりましたところ、一方通行化は無くなったとの噂が流れているそうで、それを私が否定するといったこともありましたので、暫定工事の日程が決定したことは良いお知らせとなります。それでは、その後の本整備までのスケジュールと、どのような道路形態を考えているのか具体的にお聞かせ下さい。

 

次に、車いす等で松生町交差点を横断することが出来ないことについてお聞きします。門真市駅から大規模商業施設へ向かうには、府道大阪中央環状線沿いの歩道を通り、松生町交差点の地下道で国道163号をくぐり渡るのが主なルートとして考えられますが、その地下道は、車いす等が通行できるスロープがないため、わざわざ国道163号沿いを柳町交差点までいかざる得ないことで、不便であるとのご意見が多く出ていると聞き及んでおります。その問題を解決するには、松生町の交差点に横断歩道を設ける、地下道に車いす等が通行可能なスロープもしくはエレベーターを設置する、エレベーター併設型の横断歩道橋を設置するなどの案が出るかと思います。仮にそのような案を実現するには費用負担等、責任所管はどこになるのか、本市としてどのように関われるのか、お聞かせ下さい。
また、門真市駅周辺においてはエリアリノベーションが進められておりますが今年度の計画についてお聞かせ下さい。以前の一般質問において、門真市駅周辺を散策しながら大規模商業施設へ向かうルートがあれば良いのではと申し上げたことがあります。このエリアが“歩きたくなるまち”になるような、空間づくりが必要と考えますが、本市のお考えをお聞かせ下さい。加えて、既に皆さま実感されているかと思いますが、門真市駅から大規模商業施設の間の府道大阪中央環状線沿いの歩道は、人の往来が劇的に増えております。多くの方が門真に訪れるせっかくの機会です。沿道において賑わいを創出する仕掛けづくりを考えてみてはいかがでしょうか。お聞かせ下さい。

 

【答】北行き一方通行化の実施時期については、7月下旬から8月上旬にかけて暫定整備を着工します。併せて、本整備の財源確保に向け来年度の国交付金の要望を行っており、6年度内の本整備着工を予定しております。
また、道路形態については、車道幅員3m、歩道幅員1.8mほ歩車分離型としており、車道と歩道の境界にはガードレール又は防護柵を設置し、歩道はインターロッキングブロック舗装で整備する予定としています。
車いす等で松生町交差点の横断については、議員ご指摘の様々な案を実現するための費用負担等の責任所管につきましては、国(国土交通省近畿地方整備局大阪国道事務所)であり、本市としては、バリアフリー化に向け、あらゆる機会を通じて国に要望してまいります。
門真市駅周辺のエリアリノベーションについて、今年度の計画は、地域住民、自治会、企業、行政等が構成メンバーとなるとなるエリアプラットフォームの組成に向け、5月に準備会を行い、7月上旬に発足を予定しております。その後10月上旬に門真市駅周辺の未来ビジョンの策定を目指して議論していきます。
未来ビジョンにつきましては、既存の道路の改修や再構築、また、交流、滞在できる広場等の整備などにより、エリアにおける主要な動線等を居心地が良く歩きたくなる空間とするためのまちの将来像を描くものであり、その中で、門真市駅周辺を散策して大規模商業施設へ向かうルートの創出も意識して議論してまいります。
議員ご提案の、大規模商業施設への来場者の通行が多い府道中央環状線の沿道における、賑わいを創出する手法については、どのような事業が可能であるかを関係機関と協議し、調査研究してまいりますので、ご理解いただきますようお願いします。

 

【要望】要望が2点ございます。まず、京阪門真市駅の改札を出た正面にあるご案内の件ですが、その案内では大規模商業施設へ向かうルートとして、府道大阪中央環状線沿いを通り地下道をくぐるルートが示されております。もし車いす等の方がその案内通りに進むと地下道入口まで来て初めて、通行できないことに気付き、すぐそこに商業施設が見えているにもかかわらず柳町交差点の横断歩道まで歩かねばならず、心理的ストレスがかかるのではないかと思われます。車いす等の方には地下道が通行できない旨を、駅付近において予めご案内しておくことで負担軽減につながると考えます。本来ならば事業者がすべきだと考えますが、本市としては、そのようなご意見が出ていることをお伝えし、全ての方にとって分かりやすい案内表示となるように努めていただきたいと思います。

2点目は、以前指摘したことがありますが、門真市駅から大規模商業施設へ向かう歩道の件です。駅から向かう場合に始めは比較的広い歩道ですが、新橋町の市立公民館付近で狭くなり、加えてモノレールの橋脚もあるため見通しが悪くなっております。自転車もたくさん走っており、けっして安全とは言えない区間ではないかと感じております。本市としては、所管先の府と連携しより安全な通行空間となるようご協議いただきますようお願いします。