活動報告

一般質問

年に4回開催される本会議と言われる定例会において、議員が市政に対して自由に質問し、自身の考え方をも述べる機会が与えられております。「一般質問」と言われ、質問をするかしないかはそれぞれの議員次第ですが、私は今議会、「大阪モノレール延伸に向けた【門案市駅周辺のまちづくりと賑わいの創出】について」、本市の考え方をお聞きしました。
大阪モノレールが延伸されるまでに門真市が変わるチャンスが訪れるとすれば、
1、2022年のコストコを含む大型商業施設の開業
2、2025年の大阪・関西万博の開催
3、2029年のモノレール延伸と新駅の設置
の大きく3つと考えております。そして、それぞれの時期にどのような施策と対策を行うかの観点で質問いたしました。
(問1)2022年の大型商業施設が開業すると周辺道路が混雑するとの、市民のご意見を多くお聞きしております。特に門真市駅周辺は地域住民の生活道路が多く、安心で安全な道路環境が維持できなくなる恐れがあります。本市の対策をお聞かせ下さい。
(答1)大型商業施設の開業による交通影響予測を基に交通安全対策案を複数案作成し、交通管理者の門真警察と協議を経て、秋頃に地域の方々へのアンケート調査を行う予定。仮に道路の一方通行等の規制を実施する場合には、広い範囲での住民同意が必要となります。課題もありますが、市民の皆さまが安心安全に通行できる、最適な対策を検討する。
(問2)2025年の大阪・関西万博が開催されますが、その経済波及効果を取込む、例えば会場までのシャトルバスの運行を門真市内から行う等、施策や対策をお聞かせ下さい。
(答2)万博には約2,800万人の来場者が想定されており、2兆円の経済波及効果が試算されている。門真市周辺には複数のビジネスホテルが立地しており、多くの人が滞在されると想定される事から、市内の商業施設や飲食店等をはじめ、地域経済の活性化につながる仕掛けづくりを検討していく。議員提案のシャトルバスの運行については、現在、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会において、令和5年3月を目途に主要駅および会場外駐車場等からのシャトルバス輸送実施計画の策定に着手されたところで、その内容を注視する。
(問3)2029年のモノレールの延伸・新駅の設置に向けた、経済効果・市民へのPR活動・門真市周辺のまちづくりの方向性についてお聞かせ下さい
(答3)新駅が設置される事により、新たに駅利用者が創出され交通不便地域の解消が見込まれる。人口増加率は17.3%、地価上昇率で13.1%の試算結果が出ており、市民税および固定資産税の増収が見込まれる。PR活動については大型商業施設の事業者である三井不動産と連携し、市民が期待に胸を膨らませられるような工夫を凝らしたPR活動を実施時期も含めて検討していく。まちづくりの方向性については、今後門真市駅周辺は人の流れや賑わいに大きな変化が期待される。加えて、門真プラザと駅前広場の再整備や、駅周辺の公共空間を公民連携で活用し、空き家・空き店舗の活用を促し地域の活性化を図っていく。賑わいの創出やエリア価値の向上を目指すエリアリノベーションの取組みも行い、門真市駅周辺にふさわしい魅力あるまちづくりを目指す。