活動報告

委員会質問(詳細)門真南ルートワゴン型バス運行事業について

門真南ルートワゴン型バス運行事業について
【質問1】
門真南ルートワゴン型バス運行事業についてお聞かせいただきます。
いわゆる「2024年問題」などを起因として、バスの運転士が不足し全国的にバス路線の減便・廃止が問題となる中、本市においても民間バス事業者のコミュニティバスと「大和田駅から府道八尾枚方線を通り江端方面へ」の2つのルートが廃止となり、市民からは、不便になったとのご意見が多く聞かれました。
そこで本市は持続可能な公共交通を構築すべく、「舟田町を起点に門真団地を経由し門真南駅」へ向かう「門真南ルートワゴン型バス」を社会実験運行として令和5年9月1日より開始させました。開始当初は無料で利用可能でしたが、今年4月より有料化されております。料金形態と有料化前後の利用状況についてお聞かせ下さい

 

【答1】門真南ルートワゴン型バスについては、今年4月より有料化しており、大人250円、小人および障がい者手帳をお持ちの方は100円です。利用状況は無料運行であった今年3月の乗降客数は、延べ481人であり、有料化した4月の乗降客数は延べ297人となっており、約4割減となっています。

 

【質問2】
それでは、ワゴン型バス運賃の大人250円について、どのような経緯で決定されたのかお聞かせ下さい

 

【答2】
ワゴン型バスの運賃については、令和5年12月に開催しました門真市地域公共交通会議において、市内路線バス1区間の運賃である230円を基準としており、支払い時の扱いやすさなどを考慮して250円とする事を提案し、会議での承認を得て決定しました。

 

【質問3】
この事業の実証実験は令和7年度まで3年にかけて行う予定と聞き及んでおります。その期間中に利用者アンケートを行うとしており、そこで出た課題を解決することで、本格運行移行時に、より利便性の高い輸送システムの構築につなげるものと考えます。その中で見直すべき点の一つに、現在運賃の受け渡しが現金のみとなっていることが挙げられます。支払い時の扱いやすさを考えると、キャッシュレス決済を導入することが考えられますが、現金払いのみとすることの課題はないのでしょうか。またキャッシュレス決済の導入について本市の考えをお聞かせ下さい

 

【答3】
現金支払いのみとすることの課題としては、両替機の問題が考えられますが、市内で運行している京阪バスにおいても、高額紙幣の両替はできない状況であることから、乗車前に小銭を用意して乗車される方が多く、苦情に繋がるなどの課題とはなっておりません。
しかし、公共交通においてもキャッシュレス決済については一般的となりつつあることから、社会実験で得た様々な課題とともに、キャッシュレス決済の導入に向けた取り組みについても検討してまいります。