活動報告

一般質問(詳細)門真市駅前のまちづくりについて

【質問】
門真市駅前およびその周辺でのまちづくりの現状について伺います。
門真市駅周辺は、昭和46年に京阪電車新門真駅(現在の門真市駅)が完成、昭和48年には新橋町再開発事業において門真プラザが完成、特色あるまちづくりが行われ、市の賑わいの中心となっておりました。しかしながら、ここ数年は、建物の老朽化や道路幅が狭いこと、建て替えが進まないなど、課題が増大してきていたと思います。

このような状況でありましたが、駅前は門真市駅前地区市街地再開発事業が進んでおり、3月の準備組合総会により特定業務代行者が決定され、5月には特定業務代行者から選定された旨のプレスリリースがあったと聞き及んでおります。また、周辺では数年前からエリア価値を高める為の社会実験などエリアリノベーション事業が展開されており、駅前を中心にまちづくりが進んでいると認識しております。今後、門真市駅周辺エリアが持続的に発展していくためには、人が行き交い、にぎやかなエリア創出が必要と考えており、民間との連携は必要不可欠と考えます。そこでまず、門真市駅前および周辺において公民連携まちづくり事業に取り組んでいる、エリアリノベーション事業の現状と同事業の中で策定された未来ビジョンについてご説明ください。

また、再開発事業の計画については、準備組合が検討を進める中で具体化していくものと思いますが、市営住宅を含む市の所有する床をどうするのかについても、財政状況も踏まえ議論が必要かと思います。市の所有する床をまちづくりに活用することも選択肢の一つであり、未来ビジョンにも記載された「ものづくりカケルまちづくり」をコンセプトとしたまちづくりを実現するためには、まちづくり部のみならず関係各課との連携が重要と考えますが、こういったまちづくりを実現するために、市として、どのような体制で進めるお考えでしょうか、お聞かせ下さい。

 

【答弁】
門真市駅前のまちづくりについてであります。
エリアリノベーション事業の現状につきましては、令和5年7月に地域住民や企業、行政で構成するエリアプラットフォーム「門真みらいづくり協議会」を組成しており、月一回開催しているマルシェ等のまちづくりに資する活動を通じて、地域の多様なプレイヤーとネットワークを形成するとともに、門真市駅周辺エリアのまちづくりの情報共有や意見交換、エリアの将来像について議論などを行っております。

また、6年3月には、同協議会において、エリアの将来像を描いた「門真市駅・西三荘駅周辺エリアリノベーション未来ビジョン」を策定したところであり、「働きながら学ぶことができる環境」、「子育てと働くを両立できる環境」、「地域商業の育成」の3つを基本方針と定め、ものづくり×(かける)まちづくりによるエリア価値の向上を目指しております。

今年度につきましては、同協議会をはじめ、地域のプレイヤーとも連携し、駅前広場の活用方法や歩行者動線等について、社会実験を通して検証を行うこととしております。

また、それを基に関係機関と協議の上、再開発事業者に対し、市から駅前広場の在り方等についての提案を行うと共に、ウォーカブル空間形成のための基本構想の策定にもとりかかるなど、未来ビジョンの実現に向けて取り組んでまいります。

事業を進めるにあたり、今後の本市の体制につきましては、議員ご指摘の通り、未来ビジョンの長期目標として掲げる「ものづくり×(かける)まちづくりによるエリア価値向上」の取組や、再開発事業における市が所有する床の活用方針等の議論も必要なことから、様々な観点で協議できるよう、庁内関係課と速やかに情報共有や意見交換ができる体制を整えてまいりたいと考えておりますのでよろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。

 

【要望】
私自身は昭和44年、本町に生まれました。この門真市駅~西三荘駅周辺のエリアは地元として昔から慣れ親しんだ場所です。当時、京阪電車が地道から高架になり、門真プラザや近隣の商店等が多く、非常に栄えておりまして、門真市の顔とも言える活気あふれるエリアでありました。その後、古川橋駅周辺等のまちづくりが進み、門真市駅周辺の賑わいが次第に薄れていく様を見てきましたので、このエリアのまちづくりには取り分け関心を寄せておるところです。今後進めていく事業が、市民の皆さまが誇れる駅周辺のまちづくりに繋がることを願っており、今後の動向も注視させていただきますので、よろしくお願いします。